「京都の意匠 窓」が2024年4月18日(木)に刊行されます。
京都を撮り続ける写真家、水野克比古と水野秀比古がとらえた96スポットの窓の写真を収録した写真集です。
京都の窓の歴史や各スポットの紹介に加え、スポット巡りに役立つ施設データも収録されています。
著名な窓から知る人ぞ知る窓まで、京都の美しい窓景色が楽しめます。
「京都の意匠 窓」
禅寺の円窓や花頭窓から見る庭、町家の格子から漏れる光、近代建築の洋風の窓。
さらには窓を額縁に見たてた額縁庭園、ハート形の猪目窓など、京都の窓景色の人気は、近年ますます高まっています。
京都を撮り続ける写真家、水野克比古と水野秀比古がとらえた96スポットの窓の写真を収録。
一幅の絵のように、京都の景色を鮮やかに切り取る窓の様々な表情は、京都で培われた美意識の粋ともいえます。
巻頭の冨島義幸(京都大学大学院工学研究科建築学専攻教授)による解説では、京都の窓の変遷や、京都の建築と窓の関係を俯瞰します。
写真掲載ページでは、著者による簡潔な文章でスポットの魅力を紹介。
英文併記で、海外の方へもお薦めです。
巻末には掲載したスポットの施設データも収録。
新しい視点で京都の魅力に触れられる、静かな美しさに満ちた一冊です。
著者プロフィール
水野克比古(みずの かつひこ)
1941年、京都市上京区に生まれる。同志社大学文学部卒業。
東京綜合写真専門学校研究科を経て、1969年から京都の風景・庭園・建築などの撮影を続ける。
2000年、西陣の地に町家を修復し水野克比古フォトスペース「町家写真館」を開設、ミュージアムとして一般公開(要予約)している。
著書は『心象の京都』『京都雪月花』『庭園の京都』『京・古社寺巡礼シリーズ(全15巻)』『京都名庭園』『京都・禅寺の名庭』『京都坪庭拝見』『京町家拝見』『京都桜旅』『京都紅葉旅』『京都坪庭』『京都秘蔵の庭』『京都町家の坪庭』『京 古都の情景』他、210冊を数える。
また電子出版『京都桜百景』『京都紅葉百景』も手がけている。
第33回京都府文化賞功労賞受賞
日本写真家協会会員
水野秀比古(みずの ひでひこ)
1968年、京都市左京区に生まれる。
京都先端科学大学卒業。京都に内在する多彩な情景や四季の 移ろい、歴史文化や意匠を見つめ続け、神社仏閣や庭園・自然風景を中心とした作品を発表している。
著書は『京都桜夢紀行』『京都絶景庭園』『京都花鳥風月』『京都紅葉旅』など多数。
水野克比古フォトスペース「町家写真館」副館長。