こんにちは、KiraBlueです。
「フォトグラファーになりたくて、カメラマンアシスタントになったけど何を準備して撮影にのぞめばいいかわからない……」と悩んでいませんか?
そんな人に向けて、さまざまな撮影現場で使えるカメラマンアシスタント道具をセレクトしました!
この記事は以下のような人におすすめ!
- カメラマンアシスタントになったばかりで撮影にあたって何を準備したらよいかわからない人
- フリーのカメラマンアシスタントをしているけど自分のカメラマンアシスタント道具に自信がない人
- カメラマンアシスタントとして修業せずにフリーのフォトグラファーとして仕事を始めた人
この記事では「カメラマンアシスタントとして仕事をきっちりできるようになり、はやくフォトグラファーになりたい人」に向け、カメラマンアシスタント道具を紹介します。
この記事で紹介するレベル別カメラマンアシスタント道具を活用すれば、仕事のできるカメラマンアシスタントまで最短で進むことができるので、ぜひご覧ください。
それでは、どうぞ!
カメラマンアシスタント
カメラマンアシスタントとは、カメラマンのサポートをする仕事です。
カメラマンアシスタントの主な仕事内容は、機材の運搬やセッティング、カメラの調整、撮影の補助などです。カメラマンアシスタントは、カメラマンの技術や現場の流れを学ぶためのステップとして、多くのカメラマンが経験します。
カメラマンアシスタントの仕事は、肉体的にも精神的にも大変なことが多いですが、カメラマンになるためには必要な経験です。
カメラマンアシスタントになるには、特別な資格は必要ありませんが、カメラの基本的な知識や操作方法、写真の撮り方などを学ぶ必要があります。
カメラマンアシスタントに向いている人は、カメラや写真が好きで、カメラマンになりたいという強い意志を持っている人です。
また、先輩カメラマンの指示に従える柔軟性や協調性、現場の状況に応じて臨機応変に対応できる判断力や問題解決力も必要です。
カメラマンアシスタントの仕事は、カメラマンの世界に入るための第一歩です。
カメラマンアシスタントとして、多くの現場経験を積み、先輩カメラマンの技術を盗み、自分の撮影スタイルを確立していくことができれば、いずれは一人前のカメラマンになることができるでしょう。
カメラマンアシスタント道具は一人前のフォトグラファーになるために知らなければならない知識です。
カメラマンアシスタント道具 レベル1
それではアシスタント道具としてこれは最低、持っていて欲しいものを紹介していきます。
筆記用具
メモを取ることや書く必要があるケースが意外に多いです。ボールペン、シャープペン、油性マジック、メモ帳は準備しましょう。
ハサミ
黒ケント紙や商品撮影に入れる札など紙を切るときに使います。
細かく、綺麗に切る事が要求されるので切りやすいハサミが好ましいです。
カッター
背景紙やトレペ、アートレなどを切ります。
これらのものはハサミでは切りにくい為にカッターを使用します。
特にトレペなどはキレ味が悪いカッターでは破れ易くなるので常に刃を新しくしておくといいですよ。
現場でトレペをうまく切れないと「素人か」って突っ込みが高確率ではいります。
白パーマセル/黒パーマセル
用途によって白と黒を使い分けるので可能であれば両方用意したいところですが、どうしても1本しか用意できない場合は白パーマセルを用意しましょう。
どちらの色も汎用性が高く様々な局面で使用できるので絶対に必要なものの一つです。
使用例ですが白パーマセルはホワイトの背景紙の破れを直したり、白バックでの切抜撮影では黒いスタンドに貼る事もあります。
その他、トップライト用のディヒューザーを壁に止めるためや窓をトレペでつぶす時にも貼ったりしますね。
黒パーマセルは黒ケント紙を加工する為やレンズ前に貼って生の光をカットする為に使用したりピントリングやズームリングを動かしたく無い時にレンズに直接、貼ったりカメラボディにUSBなどのケーブルをつけた際、抜けないように補強に使用します。
養生テープ
単価が安いので背景紙をフロアに止めたり、機材の梱包など多量に使う場合に使用します。
粘着がそれ程、強力ではないの布背景の埃をとる時にも使いやすいです。
これがあれば他にテープが無くても何とか撮影をこなすことができるのでコスパの高いテープですね。
ブロアー/レンズクリーニングペーパー
ロケではレンズが砂埃や水滴で汚れる事がよくあります。
レンズの汚れは撮影に悪影響を与えるので現場ですぐに対処するのがベストです。
間違えることは無いと思いますが念のためブロアーで埃をとばして、レンズクリーニングペーパーで拭き上げます。
埃をとばさず、拭き上げることは絶対、NGですよ。
それをするとレンズのコーティングを傷つけることになり永久的に描写への悪影響が出てしまいます。
特にロケ撮影の時は、このセットを忘れずに。
カメラマンアシスタント道具 レベル2
これを持ってきてくれると、なかなかやるなと思いますね。
布ガムテープ
どうしても強力な粘着が必要な時や養生テープがつきにくい時に使用します。
普通、布ガムテープというと茶色を想像しますが白色か黒色を持っていると経験値が高いアシスタントだなって思いますね。
なぜ、白色と黒色だといいのか。
理由はパーマセルが白色と黒色である意味と同じです。
撮影の時は白と黒のものが重宝するということを知っているだけでも行動が大きく変わるのでぜひ、覚えておいてください。
両面テープ
商品撮影の際に写り込みをコントロールする為に黒ケント紙や色紙を用います。
そういう場合は普通にテープを貼るとテープが商品に写るので両面テープで止めると美しく写り込みを作れます。
その他の場面でも両面テープがあればというケースがあるんですよ。
意外に使わないけど必要な時に無いと困るのが両面テープです。
クリップ
撮影の時にクリップがあると使い勝手がいいので時短できます。
例えばカーテンをとめたいとかトレペを仮止めしたいとか、無くても何とかなるけど有ると超便利なのがクリップです。
水準器
デジタルカメラにはデジタル水準器がついているのでカメラ側で使用する事は無いと思っていませんか。
実は必要なケースがあります。
それは俯瞰撮影です。
水準を確認する方向が通常の撮影と違うのでマストアイテムになります。
どういうことかというと、上下方向と回転方向はデジタル水準器で確認できるのですが、左右方向は確認できません。
通常の撮影ではそれほど問題(建築写真など正確性が問われる撮影以外)になりませんが俯瞰撮影だと左右方向の傾きが大きな影響を与えてしまいます。
そういう時はアナログな水準器を使って水平を確認します。
カメラをセッティングする時に水準器で水平を確認してくれている姿をみたら感動しちゃいます。
カメラマンアシスタント道具 レベル3
これを持っていたら、もうアシスタント様と呼ばさせていただきます。
露出計
ストロボで撮影する時には必ず必要になるものです。
全体的なライティングのイメージを決めてストロボを1灯づつ露出計で明るさを計りながら出力の調整をしていきます。
ロケでストロボを使わない場合もポスターなどの大きな媒体になる場合は繊細な露出コントロールが必要になるので必ず露出計を使用し、細かく明るさをチェックします。
もちろん、フォトグラファーも自分の露出計を持っているのですが、カメラアシスタントが持ってくれているとカメラから離れなくても露出をチェックしてもらえます。
大きな撮影現場になるほど人も多くて考えることも多いのでフォトグラファーは本当に忙しいんですよ。
その上、ロケ撮影で天候が安定しないと何度も露出をチェックしないといけないので、露出を確認してもらうことができると被写体に集中できるので本当に助かります。
メジャー(コンベックス)
建築の室内撮影でカメラの高さを一定にしなければならない場合やどうしても三脚やライトスタンドの高さを変えた後、元に戻さなければならない事があります。
そういう時は三脚やライトスタンドの高さを測りメモして、後で戻す際に間違いがないようにします。
メジャー(コンベックス)があれば絶対的な復元性があるので安心して撮影に集中できます。
白手袋
商品撮影などでは直接、素手で触ると指紋がついてしまいます。
撮影に悪影響が出るものや高価な物で取り扱いに注意しなければ特に危険です。
その際、指紋や汗など手の汚れをつけないようにする為に使用します。
商品の微妙な向きなどを動かしてもらう時に白手袋をはめてくれるとクライアントへの印象だけでなく商品に指紋や油分がつかないので余分なチェックや清掃作業が減るので大助かりです。
ハレ切り
この言葉は一般的では無いかもしれませんが経験上、どこのスタジオでも通用したので撮影業界であれば全国的に問題なく伝わるのではないでしょうか。
簡単に説明するとハレ切りというのはレンズに直接、光を入れないために使用する黒い紙やフラッグなどをさします。
直接、レンズに太陽光やストロボの光が入ってしまうと描写が甘くなる事があるので光が入らないようにレンズ前に黒い紙などを入れて直射光をカットします。
他にも使い方があってロケだと太陽の光が強く明るい為、カメラ本体液晶のプレビューが見にくくなります。
フォトグラファーが見にくそうに液晶画面でチェックしている時、すっとハレ切りで直射光をカットしてくれると「スゲェーじゃん」となるわけです。